任意後見契約の基本的な仕組みをはじめ、法定後見制度との違い、各制度の特徴や注意点、費用の目安について、実務の視点からわかりやすく解説します。
はじめに
「まだ元気だけど、将来の判断能力の低下が心配…」
そんな不安をお持ちではありませんか?
任意後見契約は、将来に備えて自分の意思を反映できる制度として注目されています。
本記事では、任意後見契約の基本から、法定後見制度との違い、費用の目安までを解説します。
任意後見契約とは?【将来に備える契約】
任意後見契約とは、判断能力が十分にあるうちに、将来判断能力が低下した場合に備えて、あらかじめ支援してくれる人(任意後見人)と契約を結ぶ制度です。
ポイント
任意後見契約は、将来の財産管理や生活支援について、自分の意思を反映させることができます。
なお、任意後見契約は
判断能力がある状態で締結する必要があります。
症状の程度によっては締結が難しい場合もあるため、早めの検討が重要です。
法定後見制度との違い【自分で選べるかがポイント】
| 比較項目 | 任意後見 | 法定後見 |
|---|---|---|
| 後見人の選任 | 自分で選べる | 家庭裁判所が選任 |
| 開始時期 | 契約+監督人選任後 | 判断能力低下後に申立て |
| 内容の自由度 | 高い(契約で決定) | 制度に基づく |
法定後見制度の特徴
- 家庭裁判所の監督があるため安全性が高い
- 財産管理や契約行為を法的に保護
- 専門職が選任される場合もある
一方で、手続きに時間がかかる場合や、本人の細かな希望が反映しにくいケースもあります。
任意後見契約で決められること
- 預貯金・不動産などの財産管理
- 介護サービスの利用契約
- 医療・入院に関する手続き
- 施設入所の契約
- 日常生活の支払い管理
メリット
将来の生活について、具体的に意思を残すことができます。
見守り契約・財産管理契約との併用
任意後見契約は、効力発生までにタイムラグがあります。
そのため以下の契約と併用されることが一般的です。
- 見守り契約(定期的な状況確認)
- 財産管理委任契約(判断能力がある間の支援)
- 任意後見契約(判断能力低下後の支援)
ポイント
組み合わせることで、継続的なサポート体制を構築できます。
費用の目安
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| 公正証書手数料 | 約17,000円 |
| 登記手数料 | 約1,400円 |
| その他費用 | 約2,600円程度 |
| 専門家報酬 | 5万円〜15万円程度 |
※費用は契約内容や地域により異なります。
まとめ
任意後見契約は、将来に備えて自分の意思を反映できる重要な制度です。
法定後見制度にもメリットがあるため、状況に応じた選択が重要です。
ご相談について
当事務所では、任意後見契約に関する
- 制度説明
- 契約書作成支援
- 公正証書作成サポート
などを行っております。
初回相談は無料ですので、まずはお気軽にご相談ください。
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